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「幻のヘリコプター 昭和初期・高砂のダヴィンチ」

ゲスト:大西 道一さん(関西大学工学部 工学博士)
場所:神戸酒心館 ホール「豊明蔵」
2006年8月6日

『主な内容』

・昭和初期に日本で開発されていたヘリコプター

→実はアメリカのシコルスキーが開発する前に、兵庫県は高砂の一技術者が独自にヘリコプターの開発をしていました。模型機の飛行まで行い、特許も取得し ていたのですが、太平洋戦争勃発に伴いより実用的な航空機の開発が急がれたため、軍にも採用されず、結局模型機の試作段階で終わってしまいました。

・特許について

→ゲストの大西氏が取得された数々の特許をもとに、取得にまつわる様々なお話をしていただきました。

今回は昭和初期の日本の科学技術を紹介するというテーマで、ゲストである大西道一氏の父君が戦前に独自に設計・開発されていたヘリコプターについて のお話をしていただきました。当時の開発映像や、本物の設計図面など、貴重な資料を見ることができ、技術者の熱い生き様を感じ取ることができたと思いま す。また、ふだんあまり聞くことのできない特許取得に関するお話までうかがうことができました。ゲストに来ていただいた関西大学の大西道一様、神戸酒心館 の皆様、及びご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。