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「これでよいのか『21世紀のそろばん』教育」

ゲスト:船越 後介 さん(神戸大学 発達科学部)
場所:にしむら珈琲御影店
2006年11月18日

半年遅れましたが,また,簡潔ではありますが報告を掲載したいと思います.

ゲストの船越さんからのテーマに関する説明が行われた後に,様々な角度からの質問や意見が出ました.身近な問題なためか私が担当した過去の話題に比べ発言しようとする方が多く,どなたに発言して頂くか選ぶ立場のファシリテータとしては嬉しい悩みとなりました(若干大きめのテーブルを囲んでのカフェだったため,発言しようとする人が同時に複数いた際に,こちらで調整させていただきました).ファシリテータとして興味深かったご意見を紹介したいと思います.

  • 計算力をつけることが将来役に立つのか?いまはパソコンが代わりに計算してくれるのでは?
  • 教師として数学を教えていて,生徒が親御さんから「数学なんて勉強しても意味がない」と言われていることがあり,生徒のモチベーションの維持が難しいことがある.
  • 子供が将来困らない程度の計算能力を身につけられるように教育して欲しい.
  • 算数や数学は基礎学問であり,論理的思考力や他の分野の研究に必要不可欠では?
  • 難しい数学なんて,研究者になろうとしている人だけで十分なのでは?

(文責:長坂耕作)