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「スポーツとテクノロジー」

ゲスト:宮地力さん(国立スポーツ科学センタースポーツ科学研究部)
場所: tete a tete (阪急六甲 テテ・ア・テテ)
2006年3月25日

テーマの「スポーツ」という分野は身近で興味を持ちやすいということも あり,宮地さんからのテーマ概要の紹介に先だって,様々な質問やそれに関 連する議論が進む形となりました.これが本来のサイエンスカフェの姿であ り,他のテーマでもサイエンスカフェの取り組みが成功し,科学が身近なも のになるにつれて,今回と同じように参加者が我先に議論を行っていくよう になるのではないだろうかと感じさせる出来事でした.

さて,実際に取り上げられた,意見や質問として出てきたものの中から主 なものを記します(あくまでも概要です).

・国立スポーツ科学センターはどういうところでしょうか.
・剣道をうまくなりたいのですが,どうすれば良いでしょうか.
・女子マラソンのタイムは男子のタイムに追い付けるか.
・大学,大学院でスポーツ科学を学んだ学生の就職先はどこですか.
・現役時代の王貞治選手が真剣を使って練習していたことの効果.
・ピアノなどの演奏とスポーツには関連性があるように思える.

この他,宮地さんからバドミントンにおける科学的なシャトルのコース予 測に関する動画教材,宮地さんが研究開発している動画システムなどの紹介 がありました.本などの離散的な資料からは修得できないことを,連続的に 変化するところを見せられる動画の利点など,宮地さんのジェスチャーを伴っ た話に,参加者の方は納得し,自らの体験に基づく意見や関連する質問など を行っていました.