「SPring-8でひらく科学」
音楽演奏:姫路中国音楽アンサンブル
場所:野里の町家 大野邸(兵庫県姫路市)
2007年12月2日
- 開催案内文の記録
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今回は、世界最高性能の放射光をつくり出す大型放射光施設(SPring-8)の 鈴木昌世さんをゲストにお迎えし、SPring-8とその光を使った最先端の 研究についてお話をうかがい、みなさんで語り合いたいと思います。
会場は、江戸時代の町屋を改修・復元したギャラリー大野邸で、姫路中国 音楽アンサンブルのみなさんの演奏もお楽しみいただきます。
みなさまどうぞお気軽にご参加ください。
ポスター(674KB, PDF)
主催:大学コンソーシアムひょうご神戸, 財団法人ひょうご科学技術協会
協力:サイエンスカフェ神戸, cafe EASE
後援: 兵庫県 - 当日の様子
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幻想的な中国音楽で幕を開けた姫路でのサイエンスカフェは,姫路城の東に位置する,江戸時代の町屋を復元したギャラリー「大野邸」での開催です.町屋ならではの高い天井に,笛子・古筝・揚琴の音がよく響きわたりました.畳のお座敷に、座布団をしいてのサイエンスカフェです.
今回の話題は「Spring-8」.近くに存在する研究機関でありながら,どんな研究がなされているのか詳しく知りたい.そんな思いから実現しました.
ゲストは、財団法人高輝度光科学研究センターの鈴木昌世さん.「昌世という名前で、美しい女性のゲストを想像していた方、残念でした」という鈴木さんのご挨拶から、笑いでスタートしました。
物理学の話は少し難しいところもありましたが、ヒ素入りカレー事件の鑑定、ボルドーワイン産地偽装の解明、車の接触事故によって剥げた塗装の分析でぶつかった車を明らかにするなど、身近な出来事にも利用されているというところに、みなさん興味をもたれていました。また、医学への応用などについてもいくつか質問があり、関心の高さが感じられました。小学生のお子さんも何人か参加してくださり、一番前に座って、たくさん質問してくれるお子さんも…。
会場を快くご提供いただき、運営にもご協力くださった当主の大野さんから、「よかったら、またサイエンスカフェをやってください」と言っていただきました。ありがとうございました。
(文責:橋口、伊藤)